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ウルトラONEのホームページでしか読むことのできない、限定コンテンツ。(2006年1月24日号)
更新したら2度と見ることができません(月に1回更新予定)。

IT業界を中心に日々取材を続けるフリーランスライター2人が繰り広げるギョーカイ裏話。2人とも10年以上に渡るIT業界の取材経験をもとに、記事には書けない裏話を紹介します。
 
大河原克行氏
  大河原克行氏は、ウルトラONEの
キーパーソンインタビューなどでもお馴染み。
  近著は、「松下電器 変革への挑戦」(宝島社刊)。
三浦優子氏
三浦優子氏は、業界トップとの強い人脈をもとにした記事が話題を呼んでいます。
 
O
大河原克行
M 三浦優子
   
ブラズマテレビを安く買う裏技?

   
M なんだか、「大画面テレビはプラズマ」という構図が崩れたみたいだね。シャープの社長会見では、町田勝彦社長が「実売データで、37インチ以上でも液晶がプラズマを上回った」と豪語していた。
   
O 確かに、BCNが発表した年末商戦における販売店POSデータの集計では、40インチ以上という大画面テレビの領域で液晶テレビが大躍進している。11月の集計では液晶テレビが51.1%を占めたのに続き、12月にはさらにシェアを引き上げ56.3%となった。この数字を見ると、確かに40インチ以上の大画面でプラズマテレビが劣勢になっているのが浮き彫りにされる。
   
M なにが原因なの?
   
O 価格では明らかにプラズマテレビが安い。37インチという両陣営が真っ向からぶつかり合うところで比較しても、液晶テレビは29万5000円に対して、プラズマテレビは25万5000円。つまり、価格では選んでいないということなんだ。
   
M 超大型テレビとなると、ある程度居住スペースに余裕があり、お金にも困っていないという層が購入者ってことなんだろうね。つまり、映像を見比べて、液晶の鮮明な画像に惹かれているということ?
   
O 店頭に行くと、液晶の鮮明な画像は目を惹くからね。リビングに置くテレビは、鮮明なものを選びたいという心理が働くようだね。映画をよく見るような人だと黒が引き立つプラズマを選択するということになるんだろうけどね。それと、プラズマは、松下電器が圧倒的なシェアを誇っているけど、その分、メーカー数、品揃えが液晶テレビよりも少ないように見えてしまうというのもプラズマ陣営にはマイナス点。店頭でのボリューム感が薄くなるから、どうしても、プラズマテレビは選択肢が少ないということになってしまう。これも店頭での売れ行きに少なからず影響しているようだね。
   
M 最近は、照明に工夫をするお店も増えてはいるが、まだまだ、店頭では液晶テレビが有利な売り場構成になっていると。
   
O そうだね。ところが、見逃せない存在があるんだ。それがナショナルショップの存在。いわゆる「街の親切な電気屋さん」のこと。ここがかなりの勢いでプラズマテレビを販売している。
   
M その話は聞いたことがある。とにかく、「10日間使ってくれ」と得意先に置いてきちゃうんだってね。10日間、50インチのテレビを使ったら、29インチのブラウン管テレビがとても小さく見えるから後戻りできない。だから、引き取りにきた電気屋さんに、「いいから、そのまま置いていってくれ」といわざるを得なくなる(笑)。都心の大手量販店でも、「超大型テレビは地方での売れ行きがいいと聞いていますよ」なーんて言っていた。
   
O しかも、最近はナショナルショップがかなりいい値段を出してくるらしいよ。これまでは、街の電気屋さんはちょっと高いけど、サポートがしっかりしている。価格で買うならばやっぱり全国チェーンの量販店なんて、感じだったけど、どうしてどうして、量販店顔負け、いやそれ以上の価格を提示してくる場合があるらしいよ。
   
M へぇ、それは意外。売価では全国展開をしている量販店が圧倒的に有利なのは当たり前だと思っていた。印象に流されず、ちゃんと売価をチェックしないと駄目ってことか。
   
O ナショナルショップも一度やる気のあるところだけに絞り込むという施策を展開したから、いまは本当にやる気がある販売店だけが残っている。いろいろな手が打ちやすいのかもしれないね。量販店やカメラディスカウンターで買う前に、地元の電気屋さんを覗いてみるというのは、実は、プラズマテレビを安く買うための裏技なのかもね。
   

   
 
 
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